コラムINDEX
 

■2004.03.08 シャンバラの夢
 
大地と宙が混交する別な次元へわが身と世界を投げ出す「五体投地」。カイラスを巡る巡礼は、まさにシャンバラを目指しているのかもしれない....

■2003.01.27 宿魂石.
 西の石の木塚から富山、能登の周辺を見ると、能登一の宮でやはり巨石信仰と関係の深い気多大社あたりには、意味ありげなラインが浮かび上がってくる....

2002.12.10 神社
 地霊とは、個々の土地に噴出する大地の息吹そのものだ。そこにいれば、自然が雄弁に語りかけてくる。神社は、そんな地霊を人が意識できるように翻訳するトランスレイターなのかもしれない。

2002.11.14 大地性
 鈴木大拙は著書『日本的霊性』の中で、「大地性」という一節を記している。「天日は有難いに相違ない。またこれなくては生命はない。生命はみな天をさしている。が、根はどうしても大地におろさねばならぬ。大地に関わりのない生命は、本当の意味で生きていない。天は畏るべきだが、大地は親しむべく愛すべきである......

2002.11.07 月光
 ロバート・グレイブスの『白き女神』という作品の中に、「太陽の知識」と「月の知識」という話がある。太陽の知識というのは近代的な理性。それは概念を通して働き、物事を分析して断片化してしまう。いっぽう月の知識は、直感的で、物事の全体を一瞬にしてつかむ、「悟り」といったものに近い知識だという

2002.11.01 人間の可能性
 『アウトサイダー』や『オカルト』といった著作で有名なコリン・ウィルソンが、いわゆる超常現象や超能力といったものを題材にして、それがもたらされる原因を推論するときに、人間の脳の中に秘められた「X機能」というものを想定している

2002.09.17 虚ろ舟
 享和3年(1803)、2月22日。常盤国はらやどりという浜の沖合いに見慣れぬ舟のようなものが浮かんでいるのを漁民がみつけ、これを浜に引き揚げた。それは直径三間(約5.4m)あまりの円盤状で、上部はガラスがはめ込まれて、隙間は松脂で固められ、下部には鉄板が貼り付けられていた....

2002.09.10 宝探し
 
先日、長野県の八坂村に住む古い友人を訪ねた。長野から新潟、富山、岐阜と巡り歩く取材の最後に、以前、このコラムでも紹介した「風切り地蔵」を訪ねがてら、無沙汰している友人の家を訪ねたというわけだ....

2002.08.01 大祓詞
 
神道は体系化された経典を持たず、組織も整備されず、崇める「神」も無数にあって、一般的な「宗教」の枠組みからは大きく外れているといわれる。だが、その体系化されていないおびただしいイメージは、全体を見渡すと、プリミティヴな自然信仰の形がはっきりしてくる......

2002.07.25 ソングライン
 オーストラリアのアボリジナルたちは、ぼくたちの目には見えない道を辿って旅をするという。広いオーストラリアの大地には、大きなものはエアーズロックから、小さなものは砂漠の真中にある蟻塚まで、アボリジナルたちが旅の指標「ランドマーク」とするものがたくさんある......

2002.0706 熊野
先日、熊野に住む大学時代の友人から久しぶりに電話がかかってきた。もともと小学校の教師をしているのだが、市の教育委員会の文化財研究委員にもなり、熊野の文化財を訪ね歩いたり、郷土史家と研究会を開いたりする他、全国各地の文化財研究や保護の活動をしている団体と交流を持ったりしているのだという...」

■2002.06.24  夏至の結界
先週の金曜日、21日は「夏至」だった。この日、ぼくは伊勢の二見ガ浦で夫婦岩の間から昇る朝日を拝み、その足で、GPSを頼りに伊勢・元伊勢ラインを辿った。そして、元伊勢の日室岳山頂に沈む夕陽を見届けた...」

■2002.06.01 息栖神社のお稲荷様
「あの稲荷は、私の父と祖父が息栖神社の境内に移動したもので前々からあの場所にあったものではありません。もとの場所は...」

■2002.05.19 ドラゴンプロジェクト
70年代初頭から科学界を巻き込んで行われたのが、レイラインを科学的に検証するという「ドラゴンプロジェクト」だ...」

■2002.05.10 地霊の息吹を感じた8日間
「日本という身体も一つの生体としてたしかに息づいている。それを構成する人間も息づいている。そして俯瞰して見れば、地球という生物も息づいている...」

■2002.04.21 大地のエネルギーバランス
土地に秘められた何かの力、目に見えない、現代の技術では計るすべのない未知の力、そのようなものがあると思う。土地を改変すれば、本来は均衡しているその「力」の...」

■2002.04.18 距離と方位角の計算
「デジタルマップで直線を引くとき、注意しなければならないのは、それが開曲線になってしまうことだ。地球という球面を平面図にした地図上で直線を引いても...」

■2002.04.05 現代のレイライン
「常陸分社以外の主要な分社は、あからさまにレイラインと社の由来に言及しているところはない。しかし、それぞれの社を地図にプロットしてみると、面白い符合が...」

■2002.03.22 春分の日
この日、玉前神社が面する太平洋から昇った太陽の光は、寒川神社、富士浅間神社、富士山頂、七面山、竹生島、元伊勢、大山、出雲大社と名だたる聖地を...」

■2002.03.16 不動尊
「現代都市は自然から疎外された存在であることに変わりありません。それに比べると、こうした古刹では、単に建物だけでなく、そこにある人間の感性を...」

■2002.03.11 レイラインと結界
二見ガ裏から登る夏至の日の力強い太陽の光を神域へ導きいれるような構造から、暦の役割と同時に、自然が持つ力を集約し増幅するためのシステムとして用いられた...」

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